anotosyositu’s blog

漫画、本、アニメ、ドラマ、ソシャゲ、雑多に好きなものの好きなとこを叫びます。

着飾る恋には理由があって第7話感想「頑張ってる人が一番欲しい魔法の言葉」

着飾る恋には理由があってが、大好きなんです。
火曜日が楽しみで、源さんの「不思議」はラブを生み出す魔法かよっと流れるたびに拍手する日々です。

そんなドラマの7話は、「ラブコメ」の枠を超えて、
今頑張って生きてる私たちへのエールみたいな話で、パッションと涙が溢れてしまいました。

今回はラブよりも仕事で挫折を味わうくるみの成長や、
親子の絆に焦点が当たった回でした。
絶対に商品として卸したいっと思ったライトの交渉のため、くるみが故郷初島へ帰る話ですしね。
そこへまあ、なぜか社長も駿も来てすったもんだという具合に。

いや、待て、サラッと書いたがおかしい。
くるみに商品の話をされて、勢いよく来ちゃった葉山社長はともかく。

駿!!!くるみへ愛溢れまくってるぞ!!!
いや、あの駿ですよ?人にも物にも執着しません、
流れに身を任せて生きていく。
そんな姿勢でくるみを不安にさせてたこの男が、、、

来ちゃった!!!くるみに会いたくて来ちゃった!!
いやー、めでたいね、赤飯炊きたくなるね。
彼の中でもうくるみは手を離せない存在なんすよ。
絶対に。前回との2話でくるみにも伝わりますね。

今回の駿の来島は、完全に駿の意志なんですよね。
くるみを送り出したものの、社長の登場で不安な駿。
追い打ちをかけるように自分が潰した店を元カノが続けていたことが発覚。
悩む彼は電気のつかない小窓を見上げて….。

来ちゃったわけです海を超えて。
そんな彼が、仕事で失敗して落ち込むくるみにかけた一言が、いま私が喉から手が出るほどかけられたい魔法の言葉だったんですね。

くるみ:「なんにも言わないんだね、こんな時でも。」

駿:「何を言っても嘘くさくなるでしょ?代わりにこうしてそばにいる」。

ちょっと違うかもな。うろ覚えだ…。
けど、100の励ましの言葉も、一緒に座る真夜中のキッチンには敵わないんすよ!!
自分のだめなとこは自分が一番わかってて、誰かに偉そうに言われても正直ムカつく。
でも、一人で抱えるにはあまりに苦しい。
そういう事ってありません?

そんなときになんにも言わずにそばに座って、漬けた梅なんか食べちゃって、そんなひと時に、人はどれほど救われるのだろうって。このドラマは恋愛という枠にとらわれず、そういう人との関わり合いや優しさを描いてるんだな好きだなって思う場面でした。

くるみの顔で遊ぶ駿も怒るくるみも愛しかったな。
船で寝落ちする二人とか子供みたいで、もう、毛布とかかけてあげたい。愛しい。

今後はわからないけど、このドラマのいいところって恋が実るまでの駆け引きとかじゃなくて、恋が、愛に育つ過程をゆっくり描いてくれるとこだなって思うんですね。主人公が二人の間で揺れながら、最終的に両思いになる話はたくさんある。

でも、両思いになったらめでたしめでたしってほど現実は甘くない。
そこから先ゆっくりと愛を育てる過程を、エンタメ的大事件は極力起こさず、日常の中で起こる当人たちにとっての事件の中で、描いていくのがこの話のいいところだなと。

正直、向井理推しだけど!最初はそれ目当てで見たけど!でも、くるみと駿を応援したい!
くるみはここまで、恋愛としての好きは駿にしか向けてなくてそこはぶれない。
最初は社長が好きだったけど、駿に恋してからはずっと彼を見てるんですね。
非常にかっこいい。駿の繊細さといいコンビです。

だから今後迷うとしたら、仕事としての成長を目指して葉山社長についていくか、気持ちに素直に駿といるかだとは思うんですよね。

たくさん自分を成長させてくれて知らない世界をたくさん見せてくれる人か、正反対だけど、誰よりも自分を見てくれて、応援し合えるような人か。

ドラマだからドラマチックな設定が好まれる中、
比較的私達の日常と地続きな世界を見せてくれるこの物語は、「理由のない恋」の素敵さをおしえてくれているのかもしれません。